ラッコ工法
ラッコ金具を用い、パズルのように組み合わされることで自在に構成する工法が、「ラッコ工法」
木造軸組住宅において、予め工場で量産されたユニット体をまるでパズルのように任意に選択組み合わせすることで間取りを自在に構成し、大きな設計自由度を持った組み立てユニット工法です。(公開特許2000-200323)
ラッコ工法による利点
- 1. 工期に要する時間の短縮
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構造材及び筋交い、間柱を一体枠に組み立てユニットにします。
これにより、工期は大幅に短縮されます。
- 2. 工期短縮による低価格を実現
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工期が短縮されたことにより、単価も抑えられます。
- 3. ラッコ金具による締結で強度は3倍
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全て4寸(12cm)の柱を使用し、組み合わせるため、間仕切りの柱は2倍の12cm×24cmの柱になり、強度は一般住宅の3倍となります。
- 4. 廃材も少なく安価
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ホールダウンラッコ金物で、地震や台風の影響を防ぐ為に引き抜きの対応をすることで、強度を保ちます。
- 5. 搬入・建方
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極々狭小な道路や崖地・傾斜地などの材料搬入と建方が困難な場所でも、耐震強度を落とす事なく建築できます。
「ラッコ工法」に期待する展開
- 1. 新築分野・増築分野
- 従来の一般在来軸組工法では工期が90日〜120日かかりますが、当社金具(認定金物)と筋交い金物と組み合わせて使用し、又、当社のプレートに直接筋交いブレス、水平梁ブレスを使用する工法で間口の広い大きな郊外店舗なども短期で出来ます。
既存建物に従来だと梁、桁に仕口ほぞ穴加工し大変な時間と労力が費やされ費用もかかります。今回の金具に直接プレートを差し込みブレスで取り付けることにより工費が安く、短期間で堅固な建物が可能になります。廃材も出ない為工事現場も綺麗です。
- 2. 改築、改装分野
- 中古住宅において建物のゆがみ、倒れ、ねじれなど、どうにも出来ない住宅を屋根裏から小屋部分、梁から梁、桁と梁等を立て直すことが容易に出来るようになり、費用もかからなくてすみます。
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